注文住宅は、建売住宅などに比べて自由度が高く、やろうと思えば希望や理想を全て詰め込めます。
しかし、自由度が高い反面、住宅が完成してから「ああしとけばよかったな」「こうしとけばよかったな」となってしまうことも多いです。
注文住宅の購入は、人生における大きなイベントであり、高額なお金が動きますので絶対に失敗したくないですよね。そこでこの記事では、注文住宅でよくある後悔と、失敗を避けるためのコツについて詳しく解説していきます。
注文住宅でよくある後悔14選
では早速、注文住宅でよくある後悔事例について詳しく見ていきましょう。
■収納が少なすぎた
注文住宅でよくあるのが、収納に関する後悔です。
今住んでいる部屋の収納量や、現在の家族構成を参考にして収納プランを考えると、ライフスタイルが変化したタイミングで「収納が足りない」となってしまう可能性が高くなります。
中には、
「収納が足りなくなったら、あとで収納家具を購入すればいい」
と考える方もいますが、収納家具を部屋に置くと、その分部屋が狭くなってしまうため、設計の段階で十分な収納スペースを確保しておくようにしましょう。
■日当たりが悪い
注文住宅を購入するときは、日当たりについても考慮する必要があります。
実際に、
「昼間なのに電気をつけないといけないほど暗い・・・」
と悩んでいる方も非常に多いです。
日当たりの問題が浮上してしまうと、生活の快適性が低下するだけでなく、熱中症などのリスクも高くなりますので注意しましょう。
■部屋数が少ない
ライフスタイルの変化も考慮しながら間取りを考えないと、子どもが増えたときなどに「部屋数が足りない」という状況に陥ってしまう可能性が高くなります。
とはいえ、最初から部屋数を増やしすぎると、日常生活で使うことが少ない無駄な空間が生まれてしまうことも。このような事態を回避するには、2階に大きな部屋を作り、必要に応じて仕切れる状態にしておくのがおすすめです。
■玄関が狭い
リビングを広くしようとした結果、玄関が狭くなってしまったというのはよくあることです。
玄関が狭いと、靴が溢れたり、出入りが大変になったりします。
もちろん、必要以上に広くする必要はありませんが、標準とされている広さよりも狭くするのは避けた方が良いかもしれません。
また、玄関の広さだけでなく、収納面で後悔している方も多いです。
収納が少ないと、靴が入りきらなかったり、アウトドアグッズが収納できなかったりと、日常生活の快適度が落ちてしまいます。
特に子どもが増えると玄関周りの収納物も増えますので、あらかじめ収納スペースは広めにしておくのがおすすめです。
■キッチンがリビングから丸見えでものを置きにくい
アイランドキッチンは、リビングやダイニングを見渡せるため、小さなお子さんがいる家庭におすすめです。
また、開放的な雰囲気になりますので、オシャレなお家にしたい方にもピッタリといえます。
ただし、アイランドキッチンはリビングやダイニングから丸見えの状態になるため、ものを置きにくいです。
たくさんのものを無造作に置くと、せっかくのアイランドキッチンが台無しになってしまいますので注意してください。
■IHにしたら料理がしにくくなった
近年注目を集めているオール電化。
オール電化にもたくさんのメリットがありますが、調理時に不便な思いをしてしまうこともあります。
よくあるのが、
「IHにしてみたものの、丁度いい火力に設定できない」
という悩みです。
慣れてしまえばそこまで気にならないかもしれませんが、少しでもストレスがかかると料理をするのが嫌になってしまうため、事前にIHの使い心地を体験しておきましょう。
■駐車場が狭い
駐車場を設ける場合は、広さに注意する必要があります。
よくあるのが、今乗っている軽自動車やコンパクトカーを基準にして駐車場の広さを決めてしまうというパターンです。
この場合、ミニバンやセダンなど大きな車に乗り換えたときに出し入れが難しくなってしまうこともありますので、あらかじめスペースを広めに確保しておくのがおすすめです。
■ベランダやバルコニーが通行人から丸見え
開放的なベランダやバルコニーは、誰もが一度は憧れるでしょう。
ただ、開放的というプラスの要素が、時としてマイナスの要素になってしまうこともあります。
特に多いのが、
「通行人から丸見え・・・」
というケースです。
外から丸見えになると、洗濯物を干しにくくなったり、プライバシーを保護しにくくなったりするため、慎重に検討していかなければなりません。
■音の響きが気になる
注文住宅でよくあるのが、音に関する後悔です。
中でも多いのが、
「寝室の隣にトイレがあって音が気になる」
「リビングの隣に駐車場があって、エンジン音が気になる」
というようなケース。
このような後悔を防ぐには、防音対策をしっかり行う必要があります。
また、間取りを工夫するだけでも音の悩みを軽減しやすくなるため、生活シーンをイメージしながら間取り決めを行うようにしましょう。
■思ったよりも高額な費用がかかった
住宅の購入には、高額な費用がかかります。
特に注文住宅の場合は自由度が高いため、こだわればこだわるほど費用も高くなってしまいます。
予算を事前に決めておかないと、
「あれもこれも」
となってしまい、想像以上に費用がかかってしまう可能性が高くなりますので注意してください。
■トイレの機能にこだわりすぎた
トイレの設置場所に関する後悔もよくありますが、それ以上に多いのがトイレの機能に関する後悔です。
「便座ヒーターはいらなかったかも」
「音楽を流せるトイレにしたけど、必要なかった」
というような後悔が非常に多いため、本当に必要かどうかをしっかりと確認するようにしましょう。
■外観や内観がイメージと違う
せっかく注文住宅を建てるのですから、外観や内観にはとことんこだわりたいですよね。
ただ、シミュレーションと実物では見え方が異なるため、場合によっては「イメージと違う・・・」となってしまうことも。
外観や内観は一度完成したらやり直しがきかないため、とにかく慎重に検討していきましょう。
■無駄なオプションを付けてしまった
注文住宅を建てる際は、様々なオプションを提案されることが多いです。
本当に必要なオプションならつけても問題ありませんが、
「あったら便利だな」
くらいの感覚で様々なオプションを採用してしまうと、後悔する可能性が高くなります。
また、中には「あのオプションをつけておけばよかった」と後悔する方もいますので、オプションの採用・不採用については時間をかけてじっくり吟味していきましょう。
■コンセントが使いにくい
注文住宅では、コンセントに関する後悔も非常に多いです。
コンセントの配置は非常に難しいポイントではあるものの、後から増やすことは難しいため、生活シーンをイメージしながら「どこに、いくつ設置するのか」を慎重に検討していかなければなりません。
また、コンセント関係の後悔の大半は「足りない・・・」というものですので、余裕をもって設置するようにしてください。
注文住宅における後悔や失敗を避けるためのコツ
では次に、注文住宅における後悔や失敗を避けるコツについて詳しく解説していきます。
■焦らずじっくり検討する
注文住宅の購入は、人生における一大イベントです。
数千万円単位の高額な費用がかかることが大半ですので、できれば後悔はしたくないものですよね。
そのためには、とにかく時間をかけて慎重に検討していく必要があります。
生活シーンをイメージしながら検討することによって、日常生活における後悔が減らしやすくなります。
■将来のライフスタイルや家族構成を加味して検討する
注文住宅を建てる際は、今のライフスタイルや家族構成だけでなく、将来のライフスタイルや家族構成についても考慮しなければなりません。
将来のことをしっかり考えておかないと、今は特に問題なくても、数年後に後悔する可能性が高くなりますので注意してください。
■注文住宅を建てた後の費用も加味して検討する
注文住宅の購入には、数千万円単位の費用がかかることが多いです。
生活の中で数千万円単位の買い物をする機会はそう多くないため、ほとんどの方は注文住宅を建てるときの費用ばかりに目が行ってしまいます。
ただ、注文住宅を購入するときは、購入後の費用についても考えておかなければなりません。
例えば、
・外壁塗装費用
・リフォーム費用
・設備の修繕費用
などです。
住宅は時間の経過とともに劣化していくため、どこかのタイミングで必ずメンテナンスを行う必要が出てきます。
ただ、メンテナンスには少なからず費用がかかりますので、事前にどのタイミングで、どれくらいの費用が発生するのかを確認しておくことが大切です。
また、場合によっては突発的な故障や不具合が発生し、急遽メンテナンスが必要になるケースもありますので、余裕を持って資金計画を立てるようにしましょう。
■絶対に妥協したくないポイントを明確にしておく
注文住宅のメリットは、こだわりを細かく反映させられることです。
ただ、こだわりが多ければ多いほど費用も高額になります。
費用のことを考えておかないと、見積もりを見たときに落胆する可能性が高くなりますので注意してください。
予算内で希望や理想通りの注文住宅を建てるためには、
・絶対に妥協したくないポイント
・妥協しても良いポイント
を明確にしておくことが大切です。
メリハリをつけることによって、不要な部分はとことんカットしつつ、こだわりをしっかりと反映させられるため、満足度が高くなります。
■よくある後悔と対処法を事前に確認しておく
注文住宅の購入は、ほとんどの方にとって人生初だと思います。
そのため、後悔しやすいポイントを具体的にイメージできないこともあるでしょう。
そんな時は、注文住宅を建てたことがある方の後悔事例と対処法を事前に確認しておくのがおすすめです。
後悔しやすいポイントと、後悔を防ぐためのコツを頭に入れておくことによって、注文住宅における後悔や失敗を防ぎやすくなります。
■見学会に参加する
注文住宅の購入を検討している方の中には、住宅展示場に足を運んだ経験がある方もいるでしょう。
もちろん、住宅展示場もイメージを膨らませるのにはピッタリなのですが、オプションをフル活用したグレードの高い住宅が多いため、住宅展示場の家を完全再現しようとすると予算オーバーする可能性が高くなります。
予算内で理想や希望通りの住宅を建てるためには、時間を見つけて現場見学会に参加するのがおすすめです。
現場見学会に参加することによって、実際に生活するイメージが湧きやすくなります。
■収納やコンセントなど細部までこだわる
注文住宅を建てるときは、
・間取り
・外観
などに目が行きがちですが、収納やコンセントなど、細かな部分にも目を向ける必要があります。
外観や間取りも大切ですが、実際に住んでみるとコンセントや収納など、細かな部分でストレスを感じることが多いため、生活シーンをイメージしながら慎重に検討していきましょう。
■信頼できる業者に相談する
注文住宅における後悔や失敗を防ぐためには、信頼できる業者に相談することが大切です。
自分たちのことを親身になって考えてくれる業者に相談することによって、プロ目線での提案やアドバイスを受けながら準備を進められるようになります。
弊社「Urban Lifestyle」は、
・提案力
・デザイン力
・安全性
にとことんこだわっています。
提案して終わり、建てて終わりではなく、アフターフォローも大切にしていますので、注文住宅に興味がある方はお気軽にご相談ください。
まとめ
注文住宅の購入は、人生における一大イベントでもあります。
自由度がとにかく高く、希望や理想をとことん追求できることが注文住宅のメリットですが、それゆえ思わぬ後悔やトラブルに見舞われてしまうことも。
そんな取り返しのつかない失敗や後悔を防ぐためには、事前に後悔しやすいポイントを把握しておくことが大切です。
「絶対に後悔したくない」
という方は、今回紹介したことを参考にしながら、時間をかけてじっくりと準備を進めていきましょう。
注文住宅における不安や疑問を抱えている方は、Urban Lifestyleまでお気軽にご相談ください。
また弊社では「WB工法」を標準仕様としています。
参考までに「 WBHOUSE」を載せておきますので併せてご覧いただければと思います。