【対策】シックハウス症候群について【ビニールクロスを採用しない】

 

こんにちは、ハヤシです。                                                                                            WB HOUSEを建てだして4年ほど経過しました。

自宅もWB HOUSEなので同じく住みだして4年が経過しました。

今日本の住宅で主流になってるのがビニールクロスです。 一方、WB HOUSEでは透湿クロスを使っています。

今回はクロスについて書いてみました。

ビニールクロスを使わないワケ

タイトルにも書いてある通りビニールクロスは使いません。

 

なぜならば、

室内にビニールクロスを張ると湿気がこもるからです。

例えるなら人が雨ガッパを着ることと同じで、カッパを着て汗をかくとビニールで覆われ、行き場を失った水分はどこに行くでしょうか?

もちろん体中がびしょびしょになってしまいます。

そのような状態が室内の中にも起こるのです。

なので室内で発生した湿気は行き場を失い、窓ガラスや壁などに付着し、それがカビの原因となります。

理屈で考えると当たり前のことですよね。

 

湿気のこもった室内では何が起こっているか?

このような状態の室内では他にも問題が起きています。

 

それは室内にこもった湿気と、家具や建材などから発生する空気中に飛散したホルムアルデヒドが結合することによって室内の空気が汚染されることです。

この湿気とホルムアルデヒドが結合し汚染された空気の中で生活することによってシックハウス症候群にかかってしまいます。

シックハウス症候群って言葉はここ十数年の間に聞くようになった言葉ですね。

また冬場は暖房でカビが発生し、そのカビの胞子が室内に漂い、喘息やアレルギーの原因になります。

参考までに「ビニールクロスによる健康被害」のリンクを載せておきますのでご覧ください。

https://hc.nikkan-gendai.com/articles/182469

海外での内装仕上げは?

海外はというと、ビニールクロスはほとんど使われていません。

使われているのは塗壁紙クロスです。

というのも海外ではビニールクロスが原因による健康被害が起きる事を認識しているからです。

たとえばアメリカでは

ビニールクロスを貼る➡湿気がこもる➡カビが発生➡慢性蓄膿症の発症

この事実を米国環境保護庁が2006年に発表しています。

これは2000年に過去20年間で6倍に増加した慢性蓄膿症(推定3700万人)の原因について、

同国の「メイヨ―クリニック」に研究を依頼し判明した、6年3ヶ月に及ぶ調査の結果です。

 

このことからも海外でビニールクロスが使われない理由が分かりますよね。

 

では内装仕上げは何を選択すべきか?

 

湿気対策に適した内装仕上げ材があります。

✔漆喰や珪藻土などの調湿効果のある塗り壁
✔合板ではなく無垢材を使った板
✔コットンクロス

このあたりですね。

ポイントとしては

①湿気を吸収する
②湿気の通り道を作る
③湿気を外に排出する

この3つの事を行うことで室内の空気がキレイに保てます。

 

家をWB HOUSEで建てると

 

最近の住宅建築では高気密化・高断熱化が進み、空気の逃げ道がない住宅になっていってます。

室内はビニールクロスで覆われ、壁の中も空気が動かず人にも家にとっても悪い環境になり、健康被害や家の耐久性にも影響が出てきてます。

冒頭にも書きましたが、「WB HOUSE」ではビニールクロスではなく透湿クロスを使います。

透湿クロスについて簡単に言うと、紙でできたコットンクロスの事です。

紙でできているので、室内の湿気を吸収して壁の中へ通してくれるのです。

ただ、壁の中へ通すだけでは意味がないので、この湿気を外まで出さないといけません。

そこで湿気を室内から壁へ、そして外にまで排出する必要があるのですが、その特性をもつのが「WB HOUSE」です。

「WB HOUSE」の構造で家を建てると、この空気の流れをつくることが出来ます。

そして、空気中の化学物質や臭いも一緒に排出してくれるので部屋の空気もキレイになります。

僕の自宅も「WB HOUSE」で建てて、実際に4年住んでみて体感してるのですが、空気のキレイさ、ビニールクロスを貼った家の独特な臭い、生活臭が全くないです。

ウチの長男も今の家に引っ越すまでアレルギーが原因のくしゃみが良く出てたのですが、今ではほとんど出ずアレルギーの方も改善されていってるようです。

他にも夏は涼しく、冬は暖かいなど「WB HOUSE」の特徴は色々あるのですが、その仕組みについては次の機会にお話しいたします。

シックハウス症候群への対策は

 

以上、湿気やその影響で起こる事などを説明してきましたが、ビニールクロスを採用しない理由をお届けしました。

ビニールクロスを使わない、家の中に湿気をこもらせない、これらをおこなえばシックハウス症候群やカビが原因のアレルギー(慢性蓄膿症など)にかかる確率がぐんと下がります。

建売などのローコスト住宅やハウスメーカーなど空気の流れを考えていない、見た目だけを気にしたただ坪単価の高い家、なにも考えずただの高気密、高断熱の家にすると健康被害が起きてしまいます。

大事な家族が住む家は健康で快適な家にしたいですよね。

なお、この記事に関するサイトをいくつか載せておきますので参考にして下さい。

 

以上です。

それでは、正しい家づくりをして、豊かなくらしを。

 

 

 

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